今回は「家づくりに役立てたい!今までの住まいの後悔21選!」について話したいと思います。私の今までの人生における住まいの全て、記憶にある幼少期から小中高大学時代、実家暮らしから賃貸アパート、それらの後悔や反省、経験を共有したいと思います。今までの人生を振り返れば、よりよい住まいが完成するに違いありません。今までの住まいを振り返り、改善点や不満をあげていけば、よりよい家づくりにつながると思いますので、新築注文住宅を考えている方は、ぜひやってみてください。
本題に入る前に、私の人生における住まいの全てについて簡単にふれておきます。
中学卒業くらいまでは1LDKの公営住宅に住んでいました。両親と私、弟の4人家族だったので、まあまあ狭い感じです。居室は全て畳の部屋でした。生まれてから中学卒業くらいまで、15年くらい住んだので今のところ、私の人生で最長の住まいが1LDKの公営住宅になります。
続いての住まいは父の実家、父が生まれ育った家です。高校3年間と、高校を卒業してからの数か月、合計3年ちょっと住みました。たしか築50年以上の古い家で、4LDKの平屋でした。もちろん居室は全て畳でした。
その後、両親が新築注文住宅を買うことになり、2階建4LDKの家に5年ほど住みました。で、この2階建4LDK新築住宅の間取りを考えたのは、当時18歳の私です。なので間取りを考えるのは人生で2回目になります。
その後、実家を離れての生活が現在に至るまで続き、その間の住まいは全て賃貸でアパートやマンションに合計7件、住んでいます。
以上私の人生における住まい10件から出た後悔を21個、出していきたいと思います。それではいきましょう。
後悔その1:寒い
私は今、アパートで冬の寒さに悩まされています。特に、アパートのリビングが寒いのでそこは許せませんし、耐えられません。あとはもちろん廊下、トイレ、脱衣所、お風呂場も冬は寒いです。過去の私の住まいを振り返ると、特に、戸建て住宅の居室以外の場所の冬の寒さは厳しい、と記憶しています。
したがって、寒い家にはしたくない、というのが今回の新築住宅における重要な要素です。今回、高断熱、高気密、全館床暖房の家にしたので、期待したいと思います。今年の冬が楽しみです。
後悔その2:光熱費が高い
これは今のアパートの話です。電気とガスで過去1年の平均は月34,000円くらいです。冬のピークのときで電気代が1か月30,000円、同じ月のガス代が15,000円、合計45,000円くらいです。実は、家のことをいろいろ調べる前は、光熱費はしょうがないのかなぁ、と思っていましたが、違うんですね。家の性能を高めれば、かなり光熱費が抑えられることを知りました。ということで高気密、高断熱、太陽光発電+蓄電池の家にしたので光熱費がどのくらい安くなるか、とても気になります。
後悔その3:2階建て
2階建の後悔は4つあります。
階段があぶない
私は2階建の実家に5年ほど住んでいましたが、階段で転倒したことが何度かあります。けがもしました。当時、それまで平屋にしか住んだことがなかった私は、あこがれで2階建の間取りを考えました。失敗でした。
階段がきつい
健康にはいいのかもしれません。でも、快適なはずの自宅で、階段で疲れたくないなぁ、というのが正直な思いです。それに、今は大丈夫でも10年後、20年後、歳をとってもっときつくなると思うと、やはり第一希望は平屋です。
風による揺れ
私の実家、2階建の家ですが、強風や台風のとき、けっこう揺れを感じます。ちょっと怖いです。大丈夫かなぁ、と心配になったことが何度もあります。最近の2階建は風に強いのかもしれませんが、私の経験上では、不安材料です。
2階の音
これは主に、2階の足音です。実家はLDKの上に居室があるので、足音がうるさいときがあります。と言っても常にうるさい訳でもなく、家族なので気軽に注意もできますが、静かならそれが1番です。
以上、4つの点で2階建を後悔ポイントにしていますが、今回、平屋の家にしたので解決です。
後悔その4:バルコニーとベランダ
私の実家にはバルコニーがあります。奥行きが1マス、幅6マス、横長3帖のバルコニーです。間取りを考えたのは私です。バルコニーを取り入れたのも私です。結果、使ったことはほとんどありません。なくてもよかったと正直に思います。ベランダ付きの物件はアパート暮らしで何度か経験があります。はい、ほとんど使ったことがありません。
よって、新居では不採用です。というか平屋なので自動的になしです。
後悔その5:ダイニングがキッチンから遠い
現在、我が家の料理担当は主に私です。食事の時は折りたたみ式のテーブルをリビングに出し、そこで食べています。もうとにかく運ぶのが嫌です。食べる前に配膳して、食べ終わったら今度は食器を下げて、本当に面倒です。今回、注文住宅でこれを解決します。キッチンの横、キッチンと平行にダイニングを配置、いやいや、もっとらくに!我が家は3人家族、もうカウンターキッチンにしてカウンターで食べよう、ということにしました。
後悔その6:狭いリビング
中学まで住んだ公営住宅はリビングダイニングで10.5帖、でも物が多くて実際は狭い。父の実家のリビングは6帖、1つ前のアパートは6帖くらい。今のアパートも6帖くらい。正直ちょっと狭い。最低でも8帖はほしい。理想を言えば15帖くらいのリビングがほしい、でも現実は無理。今回、8帖のリビングを確保しました。視点を変えると10帖のリビングと言えなくもないですが、詳細に関しては別の記事でお話しできればと思っています。
後悔その7:対面式ではないキッチン
中学まで住んだ公営住宅、その後の父の実家、そして現在の実家、いずれも対面式ではなく、壁側にキッチンがありました。壁を向いて料理をするタイプです。特に気にしてなかったのですが、今のアパートも含め対面型のキッチンを経験したあとでは、対面式のキッチンに安心感があります。なんでしょうね、家の中で背中に空間が広がった状態で作業をすることに、なんとなく不安を感じます。で、今回、新しい家では対面式のキッチン、ペニンシュラ型ですかね、それを採用しました。
後悔その8:石油ストーブ
石油ストーブは暖かいですが、私の後悔は、ずばり「給油」です。冬の寒い日、特に夜の給油は最悪です。屋外のタンクから自動で給油される仕組みのストーブもありますが、全ての部屋の暖房をその仕組みにするのは、たぶん現実的ではありません。そこで今回、全館床暖房の家にしました。高気密・高断熱の住宅であれば、エアコンの暖房で大丈夫かもしれませんが、ここ数年、私は冬の乾燥にも悩んでいるので、エアコンではなく床暖房です。
後悔その9:食洗機がない
私は、今までの人生において食洗機を使ったことがありません。食器は全て手洗いです。けっこう時間がかかって大変です。なんなら腰にも負担がかかります。「食洗機で家事が楽になった」「食洗機で世界が変わった」なんて記事や動画を見ては食洗機がない今までの人生に後悔しています。で、今回、新築住宅では、食洗機付きのキッチン、ということで食洗機デビューします。
後悔その10:お風呂の窓
私が20代で家を出るまでに住んだ家3軒は、いずれも風呂場に窓がありました。冬は寒いし、結露も発生します。カビや汚れで掃除も大変、という記憶があります。それまで、お風呂に窓があるかどうか、なんて気にしたこともなかったのですが、アパート暮らしで窓がないお風呂を知ってからは、私にとってお風呂の窓はなくても良いもの、と思うようになりました。したがって、新居でもお風呂に窓はつけてません。
後悔その11:出窓
私の実家には出窓がいくつかあります。私が提案しました。はい、不要です。メリットもありますが、デメリットもあります。作りが複雑になるので通常の窓よりコストがかかる上、不具合も発生しやすいと思います。実家は数年前に出窓の部分で雨漏りが発生しました。後悔しています。よって新築住宅では出窓を採用していません。そもそも、我が家が選んだ商品の、窓の選択肢に出窓がなかったので採用できるかどうかもわかりませんが、とにかく出窓なしのおうちにしました。
後悔その12:引き違い窓
これも、窓は基本的に引き違い窓が普通だと思い込んでいました。でも、開き窓やFIX窓など、他にも種類があることを知ったあとでは、引き違い窓のデメリットが私の中で強調されるようになってしまいました。引き違い窓は開き窓やFIX窓に比べて掃除が大変。気密性能も落ちる。ということで新居では不採用、とまでは残念ながらいかず、妻の強い要望によりLDKに2か所つくことになりました。まぁ、2か所だけです。
後悔その13:狭いトイレ
今までの私の人生における住まいは、狭いトイレばかりでした。幅が1マス、半畳くらい、奥行きはあって1帖、なくて0.75帖、といったところです。一般的なサイズなのかもしれませんが私は狭く感じます。閉所恐怖症ではないんですけど狭く感じます。落ち着かないので、もう少しゆったりとスペースを確保したい、という思いがあります。ということで1.5帖のトイレにしました。1.5帖ですけど、手洗い場も付けたので実際の広さ感は住んでみてから、ということになります。
後悔その14:トイレに手洗いがない
これはもうずっと思ってます。私が間取りを考えた実家ではトイレに手洗いをつけませんでした。その代わりにトイレを出てすぐの場所に洗面台を配置しました。これが後悔につながりました。トイレに手を洗う場所がほしいです。どうやら私は、手を洗ってからドアに触れたいと思っているようです。今まで、手洗いがないトイレで生活してきているので、潔癖症だと思ってはいませんが、もしかするとちょっと潔癖症なのかもしれない、とちょっとだけ思い始めています。で、今回、人生で初めて、トイレに手洗いをつけました。感想はいずれ共有したいと思います。
後悔その15:狭いキッチン
今のアパートで、私はキッチンで料理をしていて、少し狭いと感じています。狭いと感じているのは作業スペースです。キッチンはシンクとガスコンロを入れて幅が2.5マスくらいです。最低限の幅はありそうですが、シンクの横の作業スペースに、洗った食器を乾燥させるための水切りラックを置いてるのでかなり狭くなってます。これに関しては、新居のキッチンは今より大きくなり、水切りラックを置く予定もないので、解決すると思っています。
後悔その16:ゴミ置き場
今、アパートにおける我が家のゴミ置き場は2か所あります。キッチンの壁側と私の仕事部屋です。キッチンの壁側には、可燃ゴミ、プラスチックゴミ、瓶、鉄、アルミ、ペットボトル、その他のゴミを置いてます。かなりのスペースがゴミ置き場として使われてしまっています。そして私の部屋には段ボールや雑誌類、牛乳パックや雑紙などをしかたなく置いてます。気持ちが落ち着かず、気分も下がります。新居では、キッチンと土間収納、そしてあとから外に設置予定の物置に、それぞれ分けてゴミ置き場を作りたいと思います。もう、部屋の一部をゴミ置き場にはしたくないですね。
後悔その17:カーテン
カーテンを後悔ポイントにあげているのは少数派ではないでしょうか。いったいカーテンの何が嫌なのかというと、壁のラインより内側にせり出していることです。壁よりも内側に設置されている場合、スペースが無駄になっていると感じます。圧迫感もあります。今までの私の住まいにおいて、ほとんどの窓にカーテンがついており、壁より内側にカーテンがありました。よって、注文住宅を建てるときは、カーテンが壁より内側にこない設計、または仕組みにしたいと思っていました。今回、新しい家では、窓枠内におさまるハニカムシェードを採用し、カーテンはつけないことにしました。カーテンと比べて空間を広く感じられるかどうか、圧迫感がないか、などを検証したいと思います。
後悔その18:狭い玄関
私が今まで住んできたアパートの玄関の幅はだいたい1マスです。今のアパートも1マスです。アパートの玄関としては普通なのかもしれませんが、狭いです。私の実家は幅2マスの玄関に靴棚がついてます。広い!というわけではありませんが、狭くもありません。妻の実家の玄関も幅2マスに靴棚が付いてます。充分です。幅2マスでオッケーだということはわかっているので、未体験の1.5マスをあえて冒険して後悔したくはありません。ということで幅2マス確保しました。
後悔その19:狭い脱衣所
公営住宅のときは脱衣所がなく、廊下が脱衣所になっていました。父の実家のときは、わずか1マス、半畳くらいのスペースでした。現在の実家の脱衣所は2帖ありますが、そこに幅1マスの洗面台があり、洗濯機、洗濯カゴも置いてるので、脱衣スペースは実質1.5マス、0.75帖くらいです。今のアパートは1.5帖くらいのスペースに洗面台と洗濯機、棚があります。今まで私の住まいは、狭い脱衣所ばかりでした。新居ではぜひ改善したい。で3帖の脱衣所を用意しました。用意しましたが、実は脱衣所「兼ランドリールーム」です。洗濯機とカウンターテーブルがあり、洗濯物も干す予定です。洗濯物を干してなければ充分な広さがありますが、干していれば、狭いかもしれません。これはやっちゃったかなぁ。。。後日、ご報告できたらと考えています。
後悔その20:トイレの臭い
トイレの臭い、気になりますよね。特に前の人が使ってからそんなに時間がたっていないとき。これは、どうにもならないものだと思っていました。でも、やり方しだいでなんとかなるということを、数か月前に知りました。たとえば、下に換気口を作ってトイレ内の空気の流れを「上から下」にして、嫌な臭いが鼻に入る前に外に出す仕組み。ということで、今回の新居では、あぁ、残念、何も対策しませんでした。一条工務店のおうちで、その換気の仕組みにできるのかどうかも不明です。相談すらしませんでした。よって、この後悔とはこれからも付き合っていくことになるだろうと思います。
後悔その21:白い外壁
私の実家の外壁は2トーンカラーで2階部分が白、1階部分は茶色です。両親といっしょに私も考えた外壁です。25年たちました。劣化は白も茶色もそれなりですが、白い外壁のほうはとにかく汚れが目立ちます。新築住宅を建てるときは白い外壁は避けたい、と思っていました。ということで黒い外壁にしました。でも、メンテナンスなしでも綺麗な状態を長期間保てると言われている一条工務店の外壁「ハイドロテクトタイル」であれば、白い外壁でも大丈夫なのかもしれません。とにかく、我が家は今回、黒い外壁を採用しました。人生初の黒い外壁、楽しみです。
以上、私の、今までの住まいの後悔21選でした。私の後悔が参考になる人もいれば、ならない人もいると思います。後悔のポイントは人それぞれ違って当然なので、家を建てる際は、ぜひ、みなさん自身の過去の住まいの後悔を参考に、より良い家づくりをしてください。
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